つめ物、かぶせ物の素材
歯を削った部分、抜いた部分を修復する際、銀歯ではなく、白い歯にするという選択肢があります。
白い素材を用いて、詰め物やかぶせ物を作るわけです。その種類は複数あります。
レジン充填
歯のちょっとした欠けや小規模の虫歯の場合に行う処置です。レジンという白い詰め物を使います。虫歯で前歯が黒くなっている場合もレジン充填で治ることが多くあります。保険診療ですので、安価に治療をお受けいただけます。
セラミッククラウン
セラミックでできた被せ物のことです。銀の被せ物が気になる方におすすめ。とても美しい素材で、見た目が自然です。また、金属を用いないため金属アレルギーのおそれもありません。
セラミックインレー
セラミックでできた詰め物のことです。銀の詰め物が気になるという場合に用います。とても美しい素材で、見た目が自然です。また、金属を用いないため金属アレルギーのおそれもありません。
セラミックアンレー
セラミックでできたアンレーという詰め物のことです。インレーとの違いは、咬合面を含む4面を覆うことにあります。見た目に自然で金属アレルギーのおそれがないことは、セラミックインレーと同じです。
ラミネートベニア
前歯の欠けやすきっ歯などでお悩みの方におすすめなのがラミネートベニアです。これは前歯を薄く削り、その上から薄いセラミックのシェルを貼り付けることで歯の形・色を改善します。
セレックシステムで即日修復
セレックシステムは、医療先進国ドイツからやってきた、コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。
コンピュータを使って修復物を作製するので、従来のような歯型を取ることがありません。
セレックシステムをつめ物、かぶせ物治療の流れ
治療計画の後、専用の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)します。
スキャンしたデータを元に、コンピュータにて設計を行います。
強度・色等を考慮し、数あるセラミックブロックの中から、最適のものを選択します。
設計データを元に、セラミックブロックを削りだします。
削りだした歯をお口にセットし、研磨して終了です。